風俗嬢を辞めてから

私の人生は楽しくなかった。だから私は自分の人生を創造したの。

風俗をはじめる前③

私が風俗の世界に足を踏み入れる前に

どんな生活を送っていたのか、今回を含めて三つの記事にさせていただきました。

 

このシリーズは今回の記事で最後になりますので、①、②も目を通していただけると嬉しいです。

 

amixx.hatenablog.com

 

 

amixx.hatenablog.com

 

 

声をかけてきた男の子は関西でもかなり有名な大学に通っていて、友達と一緒に今日の飲み会に来ていると話してました。

 

お酒があまり得意でなくて、煙草も普段吸わないけれど

1人になりたい時や、外に出る口実で持ち歩いてるんだと笑っていました。

 

男の子の印象は服装はシンプルだけど、髪の明るさからか少し派手に見えて

普段あんまり関わらないタイプの人だなぁと思っていました。

 

でも何故か、凄く話しやすい人でした。

 

私は気づいたら、仕事を辞めてから精神状態があんまりよくないこと

そんな私を友人が旅行に誘ってくれた経緯を

ついさっき会ったばかりの彼に話していました。

 

彼は私の話を聞いた後に

自分は有名大学に一生懸命勉強して入ったけれど、周りとのレベルの差に嫌気が差して

大学に行かなくなり留年してしまったこと、

一年くらい引きこもっていて最近やっと外に出れるようになったと話してくれました。

 

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「でも良かったと思ってる、

無駄なことなんて人生に訪れないから。」

 

そう彼は最後に言いました。

 

私は今まで恋に落ちた瞬間を自分で認識したことはないのですが、

はじめて彼に好意を抱いたのは、間違いなくこの瞬間だったと思います。

 

その後、連絡先を交換して私達は飲み会に戻り

私は友人A(以下A)とホテルへ帰りました。

 

Aにも連絡先を交換した彼のこと話し、

もともと三日目は自由行動の予定だったので

ご飯でも誘ってみれば?と言われました。

 

その時は凄く会いたい気持ちが増していて、

躊躇いながらもダメ元でメールを送ってみると

すぐに返事が来て会うことになりました。

 

とても嬉しかったのを覚えています。

 

二日目はAと街を観光し、ショッピングを楽しみました。

 

そして次の日の午後、私と彼は街中の大きなカフェの前で待ち合わせをし

その後、可愛らしいパスタ屋さんでランチをしました。

 

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たわいもない話をした後に

彼から「愛海ちゃんのこと、まだ全然知らないけど好きかもしれない」

 

そう言ってから直ぐに

 

「こんなこと言われても困るよね」

 

彼は目を伏せながら苦笑いをしました。

 

 

今でも不思議なのですが、私はもうこの時既に

〝この人と付き合って 関西に住もう〟

と心の中で決めていました。

 

旅行を終えて家族にこの話をしたのは、それから本当に直ぐで

猛反対の末に半ば強引に家を出て、彼との同棲が始まりました。

 

22歳の初秋のことでした。

 

 

追記

少しタイトルは変更しました!

100pvありがとうございます(^^)