風俗嬢としての二年間①
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私は先輩風俗嬢にアドバイスを貰った日から、お客様ノートを自作で作りました。
売れている女の子はノートを結構作っていることが多くて、プレイの反省点だけでなく、お客さんを覚えることにも使えるのでかなり役に立ちました。
私は記憶力はそんなに悪くないのですが、流石に一日6~7人の接客をすると忘れてしまうことが多かったで助かりました。
後はプレイ中、ひとつひとつの動作を意識するようになりました。
愛撫やキス、フェラや素股については自分なりにネットや動画で学びましたし
仲のいいお客さんが出来ると教えてもらったりしていました。
入ったばかりの頃はお客さんがアドバイスしてくれても聞く耳も持たないで、うるさい~くらいしか思ってませんでしたが
風俗歴はお客さんの方が長かったりするので、とりあえず実践してみると好評な事が多かったです。
私が意識して行っていたことは
①(プレイが始まる前)座っているときは手を繋ぐなど身体の一部に触れていること
②キスをしたら次は耳を舐めること(耳は多くの人が性感帯)
③シャワーは密着して洗うこと(背中を洗うときは前から抱きつくようにして洗う)
④終わったら必ず一緒に横になる時間を作ること
⑤服は畳むこと、靴は揃えること
⑥シャワー後はタオルで優しく拭いてあげること
これは、どのお客さんにも共通して必ず行いました。
それでも数ヶ月は、本指名のお客さんはチラホラ来てくれるくらいで
なかなか思い通りになりませんでした。
風俗嬢はお店にもよるのですが、確かにある程度は稼げる職業だと思います。
低くても6時間で3万円前後は貰えます。
けれどナンバーに入ってる女の子は、同じ時間で倍以上稼いでいるのが現状です。
月で換算したら凄い差になります。
私は彼氏に風俗をしたいと話したとき、目標をきちんと決めなと言われたことを思い出していました。
自分なりにプロ意識をもって働けるようになり、半年が過ぎました。
私が自分の成果をはじめて実感したのは、とあるお店のイベントでした。
いつもと違うコスチュームに着替えて女の子が出勤するイベントで、お店全体も張り切っていました。
人気のある女の子は三日前に予約完売になっていたり、実力の差を改めて感じました。
私は当日に何人か来てくれればいいかなと、特に期待せずにいました。
けれど当日に自分の予約表をみると、一枠しか予約が空いてない状態で
他は全て本指名の方で埋まっていました。
本当に泣きそうなくらい嬉しくて、この日来てくれたお客さんを今でも全員覚えています。