風俗嬢は可哀想なんかじゃない
ブログを書いていく中で、どれくらいの人達が風俗嬢を可哀想だと哀れだと思っているんだろうって最近考えます。
新宿スワンという漫画で、あるスカウトが
「金の為に身体売らせるなんて可哀想とか綺麗事言ったって、お前が金銭問題解決してやれる訳でもない」という台詞があります。
確かに風俗の仕事は本当に底辺だと思います。
誇れる仕事じゃないですし、親や友達、彼氏に嘘をついて生きていくことになります。
汚れた仕事だと思います。
将来にだって影響がでる可能性があります。
けど、仕事はどんなに底辺で汚れていても
働いている女性は底辺ではないし汚くなんかないです。
自分の人生を誇りに思って自信をもって生きてほしいと思ってます。
私が風俗嬢をしていて良かったと思うことの一つに、人間が生きていく上でかかせない「性」の部分に触れられたことがあります。
「性」って凄く感情に直結しています。
人間の寂しさや生きずらさ、怒りや迷いなど
私はお客さんと何百回と肌を合わせて、人間の孤独さを感じてきました。
風俗嬢とお客さんはもちろん他人です。
けれど、出会って数分で身体を合わせます。
凄く絶妙な関係なんです。
他人だから普段言えないことを言えるし、もしそれで嫌われても構わないですよね。
サービスだってそう、こんなことお願いしたら好きな女の子に引かれちゃうことでも、お店なら受け入れてくれますよね。
風俗に来てるお客さんって素なんです。
こんなに他人の本当の姿を見れるのは、この仕事だけじゃないかなと思います。
綺麗事かもしれないですが、私にとって風俗で働いていたことは自分の人生で貴重すぎる経験でした。
確かに働いていれば嫌なことを言われたり、理不尽に傷つけられることもあります。
見下されることもありますし、物のように扱われることだってありました。
こんな事で稼いだお金なんて何になるんだろうと悩んだこともあります。
けど自分の人生であなたがそれを選んだのなら、満足いくまで風俗嬢であってほしいです。
そして限界を感じたら潔く身を引いて下さい。
誰かに言われてじゃなく、自分で決めたことです。人の人生を生きてる訳でもない。
誰しもが風俗で働くと病むときが訪れます。
私はそこからが本番で、自分との勝負だと思っています。どうか心を強くもってほしいです。
風俗嬢は可哀想なんかじゃないです。
風俗嬢デビュー②
前回の記事はこちらから
風俗で働くことを決めた日に、私と彼はとある店舗型のヘルスを見つけました。
※ヘルスについての記事はこちらから
お店の場所は有名な風俗街のひとつで、
女性スタッフが講習や面接を担当すると記載されている事が決め手になりました。
風俗の求人はどの店舗も似たり寄ったりで、実際は何店舗か面接を受けてから入店を決める予定でいました。
翌日、早速お店に面接を受けたいと電話をかけることになりました。凄く緊張して手が震えていたのですが、優しい口調の女の人が丁寧に対応してくれました。
たまたまその日の午後に面接をしてくれる方の予定が空いていた為、二時間後に待ち合わせが決まりました。
「体験入店はどうされますか?体験入店する際は身分証と住民票が必要なのですが…」
一応準備はしていく旨を伝えて、私は彼と一緒にお店のある風俗街へ向かいました。
待ち合わせ場所には、明るいロングヘアーでスタイル抜群のお姉さんが待っていました。
彼には終わるまで待っていてもらうことになり、お店に向かう途中「男の人といたので驚きました(笑)」と言われました。
既にいつ心臓が口から出てもおかしくないくらい緊張していました。
日はもう落ちていて、煌びやかな店が並ぶ通りに入っていきました。
面接をする場所はお店とは別で、古びたビルの一室を借りているようでした。
部屋の中には待ち合わせに来ていた方より、少し年上の30代前半くらいの女性が迎えてくれました。
「おはようございます!今日面接させていただく中野です。」
夕方のおはようございます、
夜の仕事なんだと認識した瞬間でした。
着々と面接は進んでいきました。
年齢やスリーサイズ、風俗の経験や週どれくらい働けるかなど聞かれました。
お店のシステムを説明された後に、体験入店の日時を決めることになりました。
「私も付いてるから大丈夫だよ、もしだったら今日見学だけしていく?」
お店は私たちが今いる事務所から、歩いて五分程に場所にありました。
いきなり体験入店で行くよりかは、事前に確認した方がいいと思ったので
私は面接をしてくれた中野さんと、そのままお店に向かうことになりました。
お店はコスプレ系のファッションヘルスで、
女の子は制服を着て接客していることを面接で説明されていました。
お店の中は思ったより明るく、スーツを着た若い男の人が挨拶をしてくれました。
「はじめまして!副店長の村野です!!」
この村野さんが店長に昇格するのはもう少し先の話なのですが、これから二年半もお世話になるなんて、この時は思いもしませんでした。
スタッフの方が待機している場所を抜けて、階段を上がり二階へ辿り着くと少し薄暗い雰囲気になりました。
いくつかの部屋がありました。
中野さんは一番広そうな部屋を指さして「これが待機室になるからね」と言いました。
待機室からは女の子の話し声が聞こえていました。
中野さんは待機室のドアを軽く叩き、静かににドアを開けました。
部屋の中にいた4.5人の女の子の視線が、一気に私に集中します。
「みんなお疲れ様です!今度体験入店する女の子です!みんな仲良くしてね」
中野さんはそう言うとアッ!という顔で私を見て言いました。
「源氏名、決めてなかったね」
風俗嬢デビュー①
前回の記事はこちらからどうぞ
私は関西旅行から戻ると数日で
22年間住んでいた地元を逃げるように立ち去りました。
両親や友達はもちろん反対していたけれど、
母親だけは最後に「もうそこまで言うなら仕方ない、何かあったら必ず連絡しなさい。」と言ってくれました。
私の気持ちを汲み取ってくれたのか、はたまた呆れだったのか分からなかったのですが、どちらにしても母なりの優しさを感じました。
あの時の私は、傍から見れば単純に自分を見失っている人だと思われていただろうし
それは間違っていなかったのかもしれません。
ただ、私はこのタイミングで関西に行かないと
確実に後悔することを自分で分かっていました。
誰がなんと言おうと、それだけは断言できました。
今でも、この頃の気持ちは覚えています。
こんなにも周りに対して強引に自分の意志を通したのは初めてで、私の人生の転換期だったのかなと改めて思います。
そして関西に戻り、彼のマンションで同棲が始まりました。
彼は私の一つ年下で、関西でかなり有名な大学に通っていました。
少し派手な見た目から、人付き合いも得意そうなのに
どこか暗い雰囲気をもっていて、私はその部分に凄く惹かれていました。
この頃はお互いのことをほとんど知らなくて、
もっと言えば自分の気持ちも分からなくなるほど不安定な状態でした。
手探り状態で同棲生活がスタートしました。
私は無職で彼も夏休み中だった為、一緒に過ごす時間だけはいくらでもありました。
二人で近所のラーメン屋に行くだけでも楽しくて、毎日が新鮮でキラキラしていたのを覚えています。
そして、私はあんなに悩んでいた不眠の症状がなくなりました。毎日、彼と寝る前にいろんな話をしていました。
その時間が大好きで、いつも話の途中で気付いたら眠っていました。
二人の時間がゆっくり過ぎていきました。
「働かないとなあ」
ぼんやりと思い始めました。
お金は正直あと数ヶ月もすれば、ほぼなくなってしまうことに気づいていました。
彼もバイトと仕送りはあるものの、当たり前に自分ひとりで生活する分です。
迷惑をかける訳にもいかないと、ここでやっと仕事について考え始めました。
勢いだけで新生活に足を踏み入れた私にとって、夢から醒め、現実を突きつけられた瞬間でした。
この後わたしが風俗で働くことを決めるまで
そう時間はかかりませんでした。
その頃の私は精神的に落ち着いていましたが、正社員として毎日8時間働くのは冷静に考えて不安がありました。
前職も専門職だった為、正社員で雇って貰える場所は限られることも理解していました。
パートやアルバイトでお給料を貰うなら
一か八かで風俗で稼いでみたいと思いました。
時間も融通が効くし短時間でお金も稼げる、そんな安易な考えでした。
他者からすると、そんな理由で身体売るの?と思われる方が多いと思います。
そんな理由なんです。
けれど、ひとつの落とし穴として言いたいのは
風俗は始めるのは簡単だけど、辞めるのは本当に難しいです。
良くも悪くも、私も彼も風俗に偏見がありませんでした。今思うと自分でも異様なカップルだったと思います。
絶対彼に隠れて働くことだけはしたくなかったので、全て自分の気持ちを話しました。
彼は少し目線を逸らした後に頷いて、
「それなら一緒にお店決めよう」と言いました。
候補のお店はすぐに決まり、次の日に面接と体験入店をすることになりました。
風俗店(ヘルス)ってどんな所なの?メリットデメリット
こんにちは!
私の風俗ヒストリーの途中ではありますが
今回の記事は雑談っぽく、風俗店について私なりに分かりやすく説明してみようかな~と思います。
そんなに深い内容は書かずに、サラっと説明する程度の予定です(無理でした…長いです。)
今回は風俗の中でも〝ヘルス 〟について書いていこうと思います!
ちなみに私が働いていたお店もヘルスです。
まずは風俗の種類について
え?風俗ってそんな種類があるの?と思われた方もいると思うのですが
一括りに風俗といっても様々なお店があります。
ざっと挙げてみると
・ヘルス
・ソープ
・性感マッサージ
・手コキ、オナクラ
・セクキャバ、おっパブ
上記はすべて風俗店で間違いないですが、
いわゆる性的なサービスが全く異なります。
今回は一番上のヘルスについてお話していこうと思います。
(他のサービスについての説明は、また後日書いていきたいと思います)
ヘルスでは何が出来るのか
まず、ヘルスのサービス内容なのですが
分かりやすく言うと本番行為以外は出来ます。
風俗の本番行為とは、いわゆる〝挿入をする事〟
ヘルスではこの行為は原則禁止されています。
風俗店でこの本番行為が出来るのは、先ほどお店の種類であげた〝ソープ 〟という場所のみです。
ソープは主に本番行為が出来ることを売りにしています。
話は戻りまして、ヘルスのサービス内容なのですが
じゃあ本番行為以外って具体的に何してくれるの?
どこまでOKなの?という問題になってきます。
少し具体的に書きましたので、苦手な方は飛ばしていただければと思います。
一般的なサービス
(主に女の子がしてくれること)
◎キス、愛撫(体を触る行為)
◎フェラチオ(男性性器を舐める行為)
◎手コキ(手で男性性器を刺激する)
◎69(お互いの性器を舐め合う行為)
◎口内射精(口の中で射精する)
◎素股(騎乗位の体勢で性器を擦り合わせる)
〇おもちゃプレイ(ローション、電マ、ローター等のアダルトグッツを使ってプレイすること)
〇ごっくん(口内射精をした後、精液を飲む)
〇顔射(射精する際、顔面に精液をかける)
〇オナニー鑑賞(女の子の自慰行為を見る)
〇AF(アナルファックの略、肛門に男性性器を挿入する行為)
ざっと書いてみたのですが、
◎の項目については基本プレイだと思っていただければと思います。
ただ、本当に女の子によってNGにしているサービスが違うので(特に口内射精等)
どうしてもしたいサービスがある場合はHPや、お店に確認をとるのが無難かなと思います。
〇の項目は+αで出来るサービスだと思っていただきたいです。
具体的にいうと追加料金がかかるサービスが多いです。いわゆるオプションです。もちろん、料金を払えても接客をしている女の子側がそのサービスをNGにしていた場合は受けることが出来ません。
サービスについては先ほど書いた通り、お店のシステムや女の子によって出来ることが変わってくるので注意が必要です。
逆にお客さんが女の子にしてもOKな事は
キスや愛撫はもちろん、膣内への指入れや性器を舐める行為も基本的に可能になっています。
さて、大体ヘルスの内容が分かったところで
一体どんな場所でサービスを受けるのでしょうか?
これはヘルスに限らずなのですが、風俗店のシステムは大きく二つに分けられます。
〝 行く〟か〝呼ぶ 〟かです
店舗ヘルスとデリバリーヘルスの違い
風俗店は
①自ら(お客さん自身)店舗型のお店に〝行く 〟
②自宅かホテルに風俗嬢を〝呼ぶ 〟
この二つに分けられます。
受けるサービスによって店舗型のみのお店もありますが(ソープは店舗型のみです)
ヘルスは店舗型もホテルや自宅に呼ぶシステムもどちらもあります。
店舗型ヘルスとは
①は店舗型ヘルスと呼ばれています。
通称〝箱ヘル 〟
お店の中にはいくつかの仕切られた部屋があり
その中でお客さんはサービスを受けます。
部屋の広さはお店によって違いますが、大体3畳くらいをイメージしていただけたらと思います。
私の働いていたお店は一般的なヘルスと同じで個々の部屋にベットがあり、シャワールームが備え付けられていました。
他店舗ではシャワールームだけ別の場所にあったという話も聞いたことがあります(稀だとは思いますが…)
箱ヘルのメリット
箱ヘルのメリット(お客さん編)
・移動が少なく、無駄な時間がない
・店のシステムが分かりやすい
・出費が抑えられる
・トラブルの際にスタッフがすぐ来てくれる
お客さん目線で箱ヘルのメリットを考えると
やはり無駄な時間が少ないこと、出費が抑えられる点が一番かなと思います。
後で説明する自宅やホテルに女の子を呼ぶシステムの場合、どうしても待つ時間が長くなります。
またホテルに行く場合はホテル代もお客さん負担になるので、その分料金もプラスされてしまいます。
箱ヘルは回転率重視のお店が多いので、比較的に待ち時間は短縮されていますし
ホテル代もかからないのでコスパはいいと思います。
システムについても、ヘルスは様々なコースを用意している店舗が多いので
コースによって、女の子が来るタイミングやシャワーのタイミングなどが違ってきたりします。店舗ですと、お店の中でサービスを受けるので特に自分で何かすることもなく、はじめての方でも比較的スムーズに利用できるかと思います。
箱ヘルのメリット(女の子編)
・スタッフが身近にいるから安心
・移動が少なく無駄な時間がない
・本番行為が断りやすい
・回転率がよくコンスタントに稼げる
続いて女の子編ですが
実際働いた身として、箱ヘルはかなり効率がいいと思っています。
もちろん店舗にもよると思いますが箱ヘルは部屋数が限られている為、部屋の空きがないようにバンバンお客さんを入れていきます。
移動もないのですぐにお客さんに付くことも出来ます。
後はスタッフさんが身近にいるので安心して仕事に集中できるし、
本番行為の強要や盗撮盗聴など怖い目にあった場合も直ぐに駆け付けてくれるので
働く側からしても良い点が多くあると思います。
箱ヘルのデメリット
お客さんと女の子に共通して言えるのは
・部屋が狭い
・衛生的に良くない
・窓がなく閉鎖的
上記の通り、部屋は3畳くらい(広くても4畳)なので本当に狭いです。
衛生面ですが、ベットに敷いているタオルやシーツは変えるもののマット自体はそのままだし
備え付けのコップも頻繁に洗っていないです。
ちなみに私はプレイ中に何度かGを見かけて死にそうでした。
箱ヘルのデメリット(お客さん編)
・時間に余裕がないこと
・待合室で他のお客さんと会うので気まずい
・隣の部屋の声が丸聞こえ
・雰囲気に慣れるまで時間がかかる
この四点かなと思います。
先ほど説明した通り、箱ヘルは回転率重視なので帰り際に焦らされたり
混んでいると延長も取りにくかったりします。
ゆっくりしたい人には向いてないですね。
後は環境的な問題で、隣の部屋の話し声は余裕で聞こえます。はじめて利用される方で雰囲気に慣れなくて不発というケースも結構ありました…。
箱ヘルのデメリット(女の子編)
・集団待機場が気まずい
・時間に余裕がない
集団待機場については、他の女の子と話すきっかけにもなるし良い点でもありますが、
やはり人見知りには最初はキツかったです。
今は個室を用意している店舗も多くあるみたいです。
時間についてですが
店舗型は部屋が空かないことには、次のお客さんを案内できないので
忙しい日は五分でも遅れると大変です。
また箱ヘルの場合は24時以降の営業は認められていないので、数分の遅れが重なってしまうと
営業時間を過ぎてしまう可能性もあることから
かなり時間には気を付けないといけません。
店舗型ヘルス(箱ヘル)は私自身が二年半働いていたこともあるので説明が長くなりましたが
なんとなくイメージが湧いたら嬉しいです。
続いて②自宅やホテルに女の子を呼ぶシステムのヘルス店について書いていこうと思います。
デリバリーヘルスについて
こちらは所謂〝 デリバリーヘルス〟
通称デリへルと呼ばれています。
また、ホテルだけに女の子を呼べる〝ホテヘル 〟という名称の店舗もあります。
こちらは自宅に呼ぶことは出来ません。
デリへルも店舗型ヘルスとサービス内容は同じなのですが、サービスを受ける場所はホテルか自宅になります。
女の子がホテルや自宅まで来てくれるので
お客さんはそのまま待機していれば大丈夫です。
私は店舗型ヘルスを卒業した後に、
ホテヘルに三ヶ月ほど在籍していたのですが
お店には受付と待機場がありました。
デリへルも大体が同じ仕組みだと思います。
現在のデリへルは、ほとんどお店のホームページからネットや電話で予約することが多いようで
お客さんがわざわざお店まで来て、受付で女の子を選ぶシステムは少ないようです。
支払いについてもプレイをする前や終わった後に、女の子に直接渡す流れになっています。
デリへルについては私は働いたことがないので、
現役時代に女の子やお客さんから聞いた情報を元にメリットデメリットを書いてみました。
デリヘルのメリット
デリヘルのメリット(お客さん編)
・落ち着いた場所でプレイできる
・スタッフなど他の人に会わなくて済む
・24時以降も利用できる
私が箱ヘルで接客したお客さんの中で、デリヘルを好む方は
自宅やホテル等いつも利用してる場所で落ち着いてサービスを受けたいから、と言う声が多かったです。
男の人は環境に左右されやすいと聞くので、どうしても風俗感が出てしまう箱ヘルに比べて
ホテルや自宅の方が落ち着ける方は多いかと思います。
またデリへルは24時以降も営業が可能ですので
深夜でも利用することができます。
デリヘルのメリット(女の子編)
・時間に余裕をもってサービスできる
・部屋の準備等しなくても良い
・働く時間の幅が広がる
・衛生状態が良い
デリへルは箱ヘルのお客さんより、長めのコースを選ぶ方が多いので
一緒にお風呂に入ったり、ご飯を食べたりする時間があるくらい
余裕をもってサービス出来ることが多いようです。
後は箱ヘルでは次のお客さんが来る前に、
部屋の準備を自分でしなければいけない店舗もあるのですが
デリへルは特にそれがありません。
衛生面もホテルなら綺麗ですので安心して利用ができます。
デリヘルのデメリット
デメリットについてはお客さん、女の子共に
スタッフが常時いないことが一番だと思います。
私はホテヘルで働いていた頃はかなり不安を抱えながら接客をしていました。
最悪いつ殺されてもおかしくはない状況なので
雰囲気に慣れるまで箱ヘルよりも時間がかかった記憶があります。
お客さん側も女の子と何かトラブルがあったときに、第三者のスタッフがいないのは以外と困る場合があります。
シャワーを浴びてる最中に女の子にお金を盗まれた話は何度か聞いたことがありました。
後は移動や待ち時間の問題があります。
女の子はスタッフさんに車で送迎してもらいますが、移動に時間かけると接客する人数は減ってしまいますし、もちろんその分お給料も減ります。
お客さんは好みの女の子を予約出来ても、
予想以上に時間がかかる場合もあるそうなので
デリへルは空き時間と言うよりも、時間に余裕がある日に利用することをオススメします。
後はホテルの場合はその分ホテル代が追加されますので、料金は割高になります。
ここまで、ヘルスについて何個かの項目に分けて説明させていただきました。
端的に書くつもりが長々と語ってしましました…。
風俗はお店によって色が違うので、そういった面でもルールを守りながら遊ぶのが一番楽しいと思います。(推奨はしていません)
これから時々こういった記事も書いていきたいと思いますので、また読んでいただけたら嬉しいです!
風俗をはじめる前③
私が風俗の世界に足を踏み入れる前に
どんな生活を送っていたのか、今回を含めて三つの記事にさせていただきました。
このシリーズは今回の記事で最後になりますので、①、②も目を通していただけると嬉しいです。
声をかけてきた男の子は関西でもかなり有名な大学に通っていて、友達と一緒に今日の飲み会に来ていると話してました。
お酒があまり得意でなくて、煙草も普段吸わないけれど
1人になりたい時や、外に出る口実で持ち歩いてるんだと笑っていました。
男の子の印象は服装はシンプルだけど、髪の明るさからか少し派手に見えて
普段あんまり関わらないタイプの人だなぁと思っていました。
でも何故か、凄く話しやすい人でした。
私は気づいたら、仕事を辞めてから精神状態があんまりよくないこと
そんな私を友人が旅行に誘ってくれた経緯を
ついさっき会ったばかりの彼に話していました。
彼は私の話を聞いた後に
自分は有名大学に一生懸命勉強して入ったけれど、周りとのレベルの差に嫌気が差して
大学に行かなくなり留年してしまったこと、
一年くらい引きこもっていて最近やっと外に出れるようになったと話してくれました。
「でも良かったと思ってる、
無駄なことなんて人生に訪れないから。」
そう彼は最後に言いました。
私は今まで恋に落ちた瞬間を自分で認識したことはないのですが、
はじめて彼に好意を抱いたのは、間違いなくこの瞬間だったと思います。
その後、連絡先を交換して私達は飲み会に戻り
私は友人A(以下A)とホテルへ帰りました。
Aにも連絡先を交換した彼のこと話し、
もともと三日目は自由行動の予定だったので
ご飯でも誘ってみれば?と言われました。
その時は凄く会いたい気持ちが増していて、
躊躇いながらもダメ元でメールを送ってみると
すぐに返事が来て会うことになりました。
とても嬉しかったのを覚えています。
二日目はAと街を観光し、ショッピングを楽しみました。
そして次の日の午後、私と彼は街中の大きなカフェの前で待ち合わせをし
その後、可愛らしいパスタ屋さんでランチをしました。
たわいもない話をした後に
彼から「愛海ちゃんのこと、まだ全然知らないけど好きかもしれない」
そう言ってから直ぐに
「こんなこと言われても困るよね」
彼は目を伏せながら苦笑いをしました。
今でも不思議なのですが、私はもうこの時既に
〝この人と付き合って 関西に住もう〟
と心の中で決めていました。
旅行を終えて家族にこの話をしたのは、それから本当に直ぐで
猛反対の末に半ば強引に家を出て、彼との同棲が始まりました。
22歳の初秋のことでした。
追記
少しタイトルは変更しました!
100pvありがとうございます(^^)
風俗をはじめる前②
前回の記事では、風俗で働き始める前の私について
大学を卒業、就職、そして退職するまでを書いてみました。
まだ読んでない方はこちらからどうぞ
今から五年前の夏、私は大学時代の友人A(以下A)に誘われて関西旅行に行くことになりました。
北陸から出発し、東京から東海道新幹線に乗り換え、いよいよ目的地に到着しました。
まだ残暑は厳しく、駅からホテルまでの数分の距離がとても遠く感じたのを覚えています。
旅行は三泊四日で、特に予定も決めずにゆっくり楽しむのが目的でした。
ただ初日の夜のみ、Aの後輩が関西の大学に通っているらしく、Aと私も含めて飲み会に誘われていました。
なんでも関西の大学生が大勢参加している、わりかし大規模な飲み会だと聞いていたので
私達は土壇場になっても行くか行かないか迷っていました。(※気分が乗ったら来て!くらいの軽い誘いだった為)
到着時には移動の疲れもあったので、飲み会は断って駅周辺で夕ご飯を済ませようかと話していたのですが
ホテルで少し休憩とったら二人とも体力が回復し、
知らない土地の旅行初夜という事でテンションが上がっていたこともあり
結局そのまま飲み会へ足を運ぶことになりました。
どちらかと言えば私もAも人見知りをする方で
初めて来た土地で初対面の人ばかりがいる飲み会に行くなんて考えられないタイプでした。
まさに旅行マジックでした。
あの時の行動力は今でも凄いなと思いますし、これから起こる出来事はそれ以上に私自身を驚かせました。
飲み会の会場は繁華街を少し抜けた場所にあり、店内は一般的な居酒屋より広い印象でした。
中に入ると貸し切りということで、すぐさま騒がしい雰囲気を感じ取った私たちは、早くも来たことを後悔し始めました。
ですが、せっかく来たばかりだというのに帰る訳にもいきません。Aの後輩と少し話をした後に席に通されました。
案内された席には4、5人の男女が固まっていて、私達は一番端の席に隣同士で座りました。
同じ席にいた男女とは、最初の「旅行で来たんですよ~」といった会話以降あまり話しもせず、Aと二人きりでお酒を飲みながら楽しく話していました。
そこそこ酔いが回り気分もよくなって来た頃に
ふと携帯をみると母親から不在着信がありました。
私の体調を心配していた母は、夜に電話をするように言われたことを思い出しました。
私は慌ててAに一言伝えたあと、外に出て母親に電話をかけました。
母との電話は五分程で終わり、急いで店内に戻ろうとしたとき斜め後ろから
「彼氏さんに電話してたんですか?」
と、声が聞こえました。
振り返ると、同い年くらいの白いシャツを着た男の子が煙草を吸いながらしゃがんでいました。
「いや、母親です」
これが彼との最初の会話で
数日後、私たちは付き合うことになります。
風俗をはじめる前①
ブログを書き始めるにあたって、どこから話していこうか迷ったのですが
少し遡って大学を卒業したあたりから書き出して行こうと思います。
私が生まれた県は北陸にあり、大学卒業まで地元を離れて生活をしたことがありませんでした。
特に地元に愛着があったわけではありませんし、むしろ人付き合いが得意でない私にとって田舎ならではの干渉的な人間関係には嫌悪感を覚えることも多かったです。
しかし、私は就職先も地元で探し内定を貰って働き始めることになります。
理由の一つとしては、金銭面の余裕がなかったことが上げられます。
多額の奨学金を借りていたこと、県外で一人暮らしをする為の資金がなかったこと等…様々な理由がありました。
上記のことも含めてですが、自分の家が裕福でないことは言わずもがな理解していたので
地元で就職することは私にとって「当たり前」に思って生活していました。
今思えば、あの頃の私は自分の意思で何かを決めて行動する勇気がなかったんだなと感じています。
むしろ、したいこともなかったんでしょう。
誰かの言う通りに動いていれば楽だし、あとで自分が後悔しても人のせいにできます。
けれど自分で考えることを辞めた途端、人は人でなくなってしまうように思います。
流され生きてきた私が、目を覚ますきっかけとなったのが就職でした。
結論からいうと、私は新卒として入社した会社をわずか半年たらずで、唯一の同期と退職をします。
職種的に多少なりともサービス残業や、プライベートの時間が少なくなることは覚悟していましたが、体力的にも精神的にも追い詰められていきました。
同期は一人しかおらず、私の退職の決めても同期からの「辞める」の一言でした。
励ましあっていた同期の存在は私にとって唯一の光でしたし、一人で仕事を続けられる忍耐力と強さはあの時の私にはありませんでした。
退職先の会社と揉めにもめ、ようやく手続も終わった頃、季節は初夏に変わっていました。
この頃、私はあることで悩まされていました。
不眠症です。
働いていた頃から症状として自覚はあったのですが、会社との退職についての話し合いが長引いたことが負担となり悪化していました。
全く寝れない日々が続き、次の仕事も探さなきゃという焦りから負のループになっていたように思います。
そんな生活を1ヶ月半続け、もう夏は終わりを迎えようとしていました。
今年の夏は何の思い出も作れなかったという私に、とある友人から「関西へ旅行に行かないか」と誘われます。
誘ってくれた友人は大学からの付き合いだったのですが、仕事を辞めてから相談にのって貰っていました。
旅行も私の気分が晴れるよう、誘ってくれたのだと思うと本当に心の底から有難く思いました。
体調の不安はありましたが、せっかくの誘いに乗りたい気持ちと久しぶりの旅行に胸が踊り、二つ返事で関西旅行が決定しました。
それから二週間も経たずに私達は関西のとある土地へ旅行に行きます。
この頃はまだ自分が関西に住み、風俗を始めるなんて思いもしませんでした。