風俗嬢は可哀想なんかじゃない
ブログを書いていく中で、どれくらいの人達が風俗嬢を可哀想だと哀れだと思っているんだろうって最近考えます。
新宿スワンという漫画で、あるスカウトが
「金の為に身体売らせるなんて可哀想とか綺麗事言ったって、お前が金銭問題解決してやれる訳でもない」という台詞があります。
確かに風俗の仕事は本当に底辺だと思います。
誇れる仕事じゃないですし、親や友達、彼氏に嘘をついて生きていくことになります。
汚れた仕事だと思います。
将来にだって影響がでる可能性があります。
けど、仕事はどんなに底辺で汚れていても
働いている女性は底辺ではないし汚くなんかないです。
自分の人生を誇りに思って自信をもって生きてほしいと思ってます。
私が風俗嬢をしていて良かったと思うことの一つに、人間が生きていく上でかかせない「性」の部分に触れられたことがあります。
「性」って凄く感情に直結しています。
人間の寂しさや生きずらさ、怒りや迷いなど
私はお客さんと何百回と肌を合わせて、人間の孤独さを感じてきました。
風俗嬢とお客さんはもちろん他人です。
けれど、出会って数分で身体を合わせます。
凄く絶妙な関係なんです。
他人だから普段言えないことを言えるし、もしそれで嫌われても構わないですよね。
サービスだってそう、こんなことお願いしたら好きな女の子に引かれちゃうことでも、お店なら受け入れてくれますよね。
風俗に来てるお客さんって素なんです。
こんなに他人の本当の姿を見れるのは、この仕事だけじゃないかなと思います。
綺麗事かもしれないですが、私にとって風俗で働いていたことは自分の人生で貴重すぎる経験でした。
確かに働いていれば嫌なことを言われたり、理不尽に傷つけられることもあります。
見下されることもありますし、物のように扱われることだってありました。
こんな事で稼いだお金なんて何になるんだろうと悩んだこともあります。
けど自分の人生であなたがそれを選んだのなら、満足いくまで風俗嬢であってほしいです。
そして限界を感じたら潔く身を引いて下さい。
誰かに言われてじゃなく、自分で決めたことです。人の人生を生きてる訳でもない。
誰しもが風俗で働くと病むときが訪れます。
私はそこからが本番で、自分との勝負だと思っています。どうか心を強くもってほしいです。
風俗嬢は可哀想なんかじゃないです。